令和6年4月2日 草取此炉 Watag eXtensible Markup Language
貧乏を免れんと欲せば…

草取此炉

第1号
じっと待つ
 発行 私塾鶴羽實
 郵番 四三八ー〇〇八六
 住所 磐田市見付二七八六
 電話 〇五三八ー三三ー〇二七三
 FX 〇五三八ー三一ー五〇〇三
 電信 logosアmvbドbiglobeレneスjp
 編者 岩田修良
 カナ ア=@ ドレス=ドット
貧乏脱却

貧乏を免れんと欲せば
庭の草を取り
家屋の掃除をせよ

和が国の古典の中に存する
唯一の貧乏脱却論で
二宮尊徳の言葉である
私は これをきっかけに
草取に励む様になった

しばらくして
尊徳翁の『心田開発』をヒントに
『此炉』を導き
こんな『草取此炉』を考案した
四大

四大とは 東洋哲学の真髄
その四大は 万物の根源要素
地・水・火・風である
この『草取此炉』には 以下の四元素がある

地面の
雨水の
発酵の
気孔の

生徒と一緒に草取する時は
生徒諸君に
必ず この四大の地水火風を説く
もちろん
二宮尊徳の貧乏脱却論も説く
そして 最後には青人草を説く
青人草

昔は 大地の草を青人草と言った
辞書で調べてみると 国民の意味がある
私たちが 草なのか?
さうではあるまい
では ここで言ふ国民とは誰なのか?
ひょっとしたら…
昔 ここに住んでゐた国民かもしれない
だとすると 昔の人は
かつてこの国に住んでゐた人が
大地の草になって帰って来る
こんな死生観を持ってゐたのかもしれない
こんな昔の人の死生観を
生徒諸君に 紹介する
そして かう考ふと
ちょっと安易に 草を毒殺できないね
そんな話もしてから
生徒諸君と 草取をする
春・夏・冬の講習時に
一時間の草取りをする
四大から生まれた絵詞

令和四年八月九日
こんな絵詞がイメージ化された
色々な歌詞が浮かんで来たが
以下に落ち着いたのが本年四月一日
清く
明るく
とことん和

此炉には
青人草 と
庭椢の葉と
隣檪の葉のサンバを納めた
その内の 何がどの音色に相当するか
想像はできるが 定かではない
確かなことは
前記の三葉を納めてゐたら
と思はる 絵詞が生まれたことだ
草取此炉を造作して
そこに 青人草と庭椢の葉と隣檪の葉を
納める人がゐたら…
もっと 早く
は復古したに違ひない