貧乏を免れんと欲せば…
草取此炉
第1号
じっと待つ
じっと待つ
発行 私塾鶴羽實
郵番 四三八ー〇〇八六
住所 磐田市見付二七八六
電話 〇五三八ー三三ー〇二七三
FX 〇五三八ー三一ー五〇〇三
電信 logosアmvbドbiglobeレneスjp
編者 岩田修良
カナ ア=@ ドレス=ドット
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貧乏脱却
貧乏を免れんと欲せば
庭の草を取り
家屋の掃除をせよ
庭の草を取り
家屋の掃除をせよ
和が国の古典の中に存する
唯一の貧乏脱却論で
二宮尊徳の言葉である
私は これをきっかけに
草取に励む様になった
しばらくして
尊徳翁の『心田開発』をヒントに
『此炉』を導き
こんな『草取此炉』を考案した
![](img/niwa-cocoro.jpg)
四大
四大とは 東洋哲学の真髄
その四大は 万物の根源要素
地・水・火・風である
この『草取此炉』には 以下の四元素がある
![](img/niwa-cocoro.jpg)
雨水の水
発酵の火
気孔の風
生徒と一緒に草取する時は
生徒諸君に
必ず この四大の地水火風を説く
もちろん
二宮尊徳の貧乏脱却論も説く
そして 最後には青人草を説く
青人草
昔は 大地の草を青人草と言った
辞書で調べてみると 国民の意味がある
私たちが 草なのか?
さうではあるまい
では ここで言ふ国民とは誰なのか?
ひょっとしたら…
昔 ここに住んでゐた国民かもしれない
だとすると 昔の人は
かつてこの国に住んでゐた人が
大地の草になって帰って来る
こんな死生観を持ってゐたのかもしれない
こんな昔の人の死生観を
生徒諸君に 紹介する
そして かう考ふと
ちょっと安易に 草を毒殺できないね
そんな話もしてから
生徒諸君と 草取をする
春・夏・冬の講習時に
一時間の草取りをする
四大から生まれた絵詞
令和四年八月九日
こんな絵詞がイメージ化された
![](img/dainichi-3e.jpg)
以下に落ち着いたのが本年四月一日
![](img/dainichi-3e.jpg)
清く
明るく
とことん和
明るく
とことん和
![](img/niwa-cocoro.jpg)
青人草 と
庭椢の葉と
隣檪の葉のサンバを納めた
その内の 何がどの音色に相当するか
想像はできるが 定かではない
確かなことは
前記の三葉を納めてゐたら
清明心と思はる 絵詞が生まれたことだ
草取此炉を造作して
そこに 青人草と庭椢の葉と隣檪の葉を
納める人がゐたら…
もっと 早く
清明心は復古したに違ひない